犬夜叉   人物&妖怪名鑑

 

 

 

阿吽 #125〜

 殺生丸が乗り物にしている双頭の龍。飛行の他、雷撃を吐く事も出来る。

飛鳥 #304〜 (声・清水香里)

 桔梗が作り出した式神の一人。身の回りの世話、偵察などを任されている。

阿毘 #301〜 (声・島津冴子)

 妖怪鳥を従えている鳥の妖怪で、鉄鶏の娘。毒に侵された母を救うため、鳥たちに人の血を集めさせて母に飲ませている。奈落に協力を要請され、奈落の骨で出来た三叉戟を渡されるが、逆に奈落を利用しようと考える。火を用いた攻撃を得意としている。

阿波の八衛門狸 #51〜 (声・中嶋聡彦)

 弥勒に付き従っている狸の妖怪。変化の術はなかなかのものである。

犬夜叉 #1〜 (声・山口勝平)

 化け犬の父と人間の女性との間に生まれた半妖。年は人間に換算して15歳くらい。妖怪になるために四魂の玉を付け狙ううち、桔梗に次第に惹かれて行き、玉の力で人間になろうと心に決める。ところが桔梗との約束の朝、奈落の策略で桔梗が裏切ったと思わされ、四魂の玉を奪うために村を襲う。桔梗によって封印されるが、50年後にかごめによって封印が解かれ自由の身となる。その後はかごめと共に、世界中に飛び散った四魂の玉の欠片を集める旅に出るが、かごめに次第に惹かれながらも桔梗を忘れられず、2人の間で気持ちが揺れ動く。タフで頑丈な体と高い自己治癒能力、犬並みの嗅覚などがある。武器は「鉄砕牙」で、これは最高の武器であると同時に、自らの妖怪としての血を封じ込めるためのものでもある。「風の傷」を斬り、爆流破を覚え、結界を斬れる様になり、金剛石のつぶてを放つ「金剛槍破」を習得、更に奪鬼を取り込んで竜鱗の力を得るなど、様々な技を身に付けていく。竜鱗の鉄砕牙は敵を切った時妖気が逆流して自分が傷付いてしまうものだったが、精命幹を覆っていた仙気を吸う事で逆流もなくなる。他にも、自らの爪で相手を引き裂く「散魂鉄爪」、自らの血を刃と化して放つ「飛刃血爪」などの技を持ち、防具として「火鼠の衣」がある。ただし、朔の日(新月)には妖力を完全に失い、普通の人間になってしまうという弱点がある。

岩虫 #495〜

 どこの岩にでも棲み付いている、小鬼の芋虫のような妖怪。

馬夫 #24〜

 鹿子の彼氏。鹿子とドライブ中、肉づきの面に取り憑かれた女性を撥ねてしまう。

裏陶 #45〜 (声・太田淑子)

 鬼術を操る鬼女。大鎌を武器とする他、人の死骸から多くの土人形を作り出し、兵隊として棲み家の周囲に配備している。桔梗の骨と土を鬼窯で焼き上げて人器を造り、かごめの魂を入れて桔梗を甦らせ、手下にしようとする。

絵里 #23〜 (声・増田ゆき)

 東京に住んでいる中学生で、かごめの同級生。由加と二人で欠席の多くなったかごめを心配したり、好きな人が出来て悩むかごめを励ましたりと、友達思いの少女である。

炎蹄 #294〜

 炎を纏い火を吐く、巨大な馬の妖怪。かつては人喰い鬼の持ち物だったという。自らの封印を解いた白童子を乗り手に選ぶ。

大蟷螂 #101〜 (声・大神いずみ、他)

 人を喰う巨大な蟷螂の妖怪。奈落の命により、女性の皮を被って弥勒を襲う。一匹だけではなく、家族単位で生活している。

大グモ #86〜

 夜な夜な人見城を襲い、人を喰う蜘蛛の妖怪。奈落の命により、城主を殺して入れ替わっている。分身である蜘蛛を人に付ける事で、その人物を操ることが出来る。

大ナマズ #343〜 (声・茶風林)

 とある湖の主。志麻の父が娘の病気を治したい一心でお参りし、娘の病気を治してくれたらどんな礼でもするといったのを真に受け、志麻の病気を完治させた。その礼として、志麻の嫁入りを要求している。

大ムカデ #85〜

 四魂の玉の欠片を得て、凶暴化したムカデの妖怪。

鬼蜘蛛 #65〜 (声・家中宏)

 50年前に隣国でさんざん悪事を働き、逃れてきた野盗。自分では全く動けないほどの重傷を負い、桔梗が匿っていた。そのうち桔梗に浅ましい恋心を抱き、桔梗を汚したいという凄まじい邪念を持つ事になる。そして、その邪気を嗅ぎ付けて集まってきた妖怪たちに自らの身体を差し出し、奈落が生まれたのである。

大蛇の一族 #378〜

 体内に岩をも溶かす猛毒を持つ、蛇たちを統率する人蛇の一族。魍魎丸に巣穴を襲われて全滅してしまう。

灰 #432〜 (声・西墻由香)

 中央の洞穴に住む妖狼族の少年で、芯太の兄。夢幻の白夜に芯太を攫われてしまい、弟の命を盾にとられて仕方なく鋼牙を襲う。足に白夜から借りた四魂の玉の欠片を仕込んでいるため、鋼牙と同等の速度を出せる。

灰刃坊 #154〜 (声・青野武)

 元は刀々斎の弟子であった刀鍛冶。刀を一本造るためだけに10人の子供を殺し、血と脂を刀に練り込んで怨みの妖力を与えるなど、非道な刀ばかり造っていたために破門された。殺生丸が持ってきた悟心鬼の歯から闘鬼神を打ち上げるが、剣の発する邪気と怨念にとり憑かれ操られてしまう。

楓 #1〜 (声・京田尚子、伊藤実華(少女時代))

 桔梗の妹。村で犬夜叉が暴れたときに右目と姉を失ったが、姉の後を引き継いで長年巫女を続けている。姉には及ばないものの、高い霊力の持ち主。

花皇 #471〜 (声・矢尾一樹)

 人の心を読み取って悲しみや苦しみを養分とする、妖花が意志を持った妖怪。心を吸い取られている間、人は血の涙を流しながら幸せな夢に身を任せ、やがては土くれになっていく。

餓鬼 #116〜

 冥界に住んでいる、あの世からの使いともいうべき妖怪。死にゆく魂を冥界に連れて行く。

岳山人 #335〜 (声・側見民雄)

 山ほどの巨大な体を持つ妖怪。不妖壁で妖気を消し200年の眠りについていたが、奈落が不妖壁を持ち去ったために大量の瘴気と妖気を吸い込まされ眠りを覚まされてしまった。以来、不妖壁を取り返すために奈落を追っている。

神楽 #141〜 (声・大神いずみ)

 奈落の分身の一人。見た目は普通の女性だが、背中には奈落と同じ蜘蛛の痣があり、風を操る能力を持つ。奈落から逃れて自由になりたいという願望を持っているが、心臓を握られているために逆らう事が出来ない。専用の扇子を武器としており、死者を思いのままに操る「屍舞」、敵を切り刻む「風刃の舞」、強力な竜巻を起こして敵を突き刺す「竜蛇の舞」などの技がある。また、羽根や葉などに乗って飛行する事もできる。

影郎丸 #163〜 (声・山崎たくみ)

 奈落の分身の一人。身体は小さいが、上半身は人型で両腕が鎌になっており、下半身は蛇という姿をしている。普段は獣郎丸の腹の中で眠らされているが、獣郎丸の轡が取れた時だけ口から外に出ることが出来る。獣郎丸を意のままに操る他、土中を移動して敵の不意を付き、異常なまでの素早さで切り刻み腸を喰らう。本当は奈落も始末したいが、心臓を握られているため手出し出来ない。

蛾天丸 #183〜 (声・子安武人)

 人の姿をして野盗の頭に納まっている、巨大な蛾の妖怪。大鉞を武器とし、口から毒粉や触れた物を溶かす毒の糸を吐き出す他、長い舌を人間に突き刺して生気を吸う。また、毒の糸は敵を閉じ込め溶かしてしまう毒繭にもなる。

金縛り #14〜

 殺生丸が連れてきた妖怪。見えない鎖で相手を縛り、動けなくしてしまう。

甘太 #296〜 (声・ならはしみき)

 小さなカワウソの妖怪。父親と川魚を獲っていたところ、白童子が現れて父親の首を切られてしまった。首は偶然滝つぼに落ちたので持って行かれずにすんだが、彼が首を探し出して元の場所に戻った時には、父親の体は既にどこかへ行ってしまっていた。2〜3日のうちに体に首をつければ生き返るので、首を持って懸命に体を探し続けている。

神無 #146〜 (声・ゆかな)

 奈落の分身の一人。見た目は普通の少女だが、背中には奈落と同じ蜘蛛の痣がある。臭いも気配も妖気も全く無いため、存在を感知しづらい。攻撃を跳ね返したり、映した相手の魂を吸い取って体を操ったり、離れた場所の出来事を見られたりする鏡を持っている。この鏡は開放すると大きな人型の妖となり、敵の武器をそっくり写し取って攻撃する事が出来る。姿だけでなく能力もそのままなので、敵は自分の武器そのもので攻撃を受ける事になる。ただ、この妖と彼女は繋がっており、妖が傷を負うと彼女にも同様の傷ができる。妖の方は妖力で治癒が可能だが、彼女自身の傷は妖の分も引き受ける事になる。ほかにも、敵がいる位置を中心として鏡の影を映し出し、そこに凄まじい威力の衝撃波を叩き込む技がある。しかしこれは、敵に防御されると彼女に攻撃が跳ね返る、諸刃の剣でもある。

桔梗 #1〜 (声・日のり子)

 絶大な霊力で村を守っていた巫女。享年18歳。四魂の玉を狙ってくる犬夜叉を適当にあしらっていたが、犬夜叉に次第に好意を持つようになり人間になるよう誘う。ところが犬夜叉との約束の朝、奈落の策略で犬夜叉が裏切ったと思い込まされてしまう。その後、村を襲った犬夜叉を封印するのと引き換えに死傷してしまい、四魂の玉を悪しき者たちから守るため、玉を自分の亡骸と共に燃やすよう楓に言い付けて死亡する。しかし50年後に裏陶の策により骨と土の体で甦ってしまい、再び犬夜叉を殺そうとする。だがしばらくして50年前の事件の真実を知り、今度は奈落を倒すために行動し始める。ただし所詮は紛い物の身体のため、多数の死んだ女性の魂が身体を動かす原動力となっている。よって、死魂虫が持ってくる魂を定期的に補充しないと動けなくなってしまう。かごめと同様の能力を持つ他、弓の腕は天下一品で彼女の矢は強力な破魔の矢となる。

狐神 #333〜

 土地の守り神として祀られている、長く生きた狐が神格化した妖怪。宿り蛹に寄生され、凶暴化して村を襲っている。

凶骨 #234〜 (声・郷里大輔)

 七人隊の一人。巨大な身体と怪力を持つ大男で、鋼牙たちを見かけて襲い掛かる。身体の割に動きは鈍く、七人の中では最弱らしい。

雲母 #86〜

 珊瑚が飼っている猫又。巨大化したり、空を飛行したりする事ができる。

金禍 #416〜 (声・保村真)

 生まれて以来、ずっと銀禍と体の所有権を争い続けている妖怪。頭から特殊な炎を発しており、これは相手の体内に滑り込んで体の中から焼き尽くすという。また、火を投げるための武器として法螺貝と盾を持っている。

銀禍 #416〜 (声・遠藤大輔)

 生まれて以来、ずっと金禍と体の所有権を争い続けている妖怪。頭から特殊な雷を発しており、これは相手の体内に滑り込んで体の中から焼き尽くすという。また、雷を投げるための武器として矛と盾を持っている。

銀骨 #240〜 (声・江川央生)

 七人隊の一人。他の兄貴たちへの信頼は厚く、ひたすら命令通りに動き的確な援護を行う。戦場で傷付く度に煉骨が改造をしていたため、体中武器だらけである(刃が付いた円盤、敵を捕獲する鎖が付いた爪、敵を捕縛する鋼の糸、爆薬を発射する大砲、鎖付きの斧、腹に収納されているドリルなど)。犬夜叉に一度体を砕かれた後は、更なる改造を受けて人間戦車となっている。

銀太 #133〜 (声・吉野裕行)

 東の洞穴に住む妖狼族の一人で、鋼牙の補佐役。竜巻と共に走り去る鋼牙に付いて行くのに必死である。

薬売り #357〜

 飲めばたちどころに効くという毒消しを売り歩いている人物。ただ、神出鬼没でいつどこに現れるか分からない。正体は故あって人に姿を変えられた蚊であり、元に戻るには理想のタイプと感じた女性の血を吸う事が必要。ちなみに、毒消しの正体はただのかゆみ止めである。

蜘蛛頭 #39〜 (声・麦人)

 死体の頭に巣喰い人を喰う、人面蜘蛛の妖怪。親玉は蜘蛛の巣のような体で強靭な糸を吐き、牙には人を溶かし殺す猛毒が仕込まれている。四魂の玉の欠片を持つ半妖がいるという噂を聞き、無人の寺の住職になりすまして犬夜叉たちが来るのを待っていた。

弦之介 #427〜

 とある街に住んでいる、大蛇の妖怪を母に持つ蝉の妖怪。昨夜から病に伏せっている母のため、薬を貰うために使いに出ていた。ところが戻ってくると街中の人間が妖怪になってしまっていたため、不安で心細くて偶然居合わせた犬夜叉たちに声をかける。

鋼牙 #130〜 (声・松野太紀)

 東の洞穴に住んでいる、妖狼族の若頭。ある時四魂の玉の欠片を見つけて右腕と両腕に仕込むが、そのせいで奈落に狙われ仲間を多数殺されてしまった。それ以後、仲間の仇としてひたすら奈落を追い続ける。四魂の玉の欠片を見る能力がきっかけでかごめに惚れ込んでしまい、犬夜叉とは出会うたびに喧嘩している。常に体術で戦う武闘派だが、いざという時のために刀も持っている。欠片によって素早さと攻撃力が飛躍的にアップしており、走れば竜巻が発生するほどである。また、後に五雷指を手に入れた事で、攻撃力が飛躍的に上がっている。ちなみに、彼の足に仕込まれている欠片には、玉を完成させようという翠子の意思が働いており、それが発動すると足が動かなくなってしまう。

紅達 #55〜 (声・島田敏)

 都から流れてきた絵師。地獄絵が好きで、より恐ろしい絵を描くために戦跡で亡骸の写生をよくしていた。ある日四魂の玉の欠片を見つけ、欠片と血と生き胆を墨に溶かして絵を描くことで絵に命を与えられる事を発見、生き胆のためにしばらく人を殺し続ける。そのうち人を殺しすぎて都にいられなくなり落ち延びたが、そこである姫君に一目惚れしてしまう。自ら姫の絵を描いて自分だけの姫を生み出そうとして、毎夜姫を攫っては絵を描く日々を送っている。本人に戦闘能力はないが、無数の絵に描いた鬼たちを手下として操っている。

小吉 #5〜 (声・岡本奈美)

 四魂の玉を食って凶暴化した屍舞烏に攫われた子供。

極楽鳥 #133〜 (声・西前忠久、志村知幸)

 上半身が人型で下半身は巨大な顔に翼と足がついている、異形の鳥の妖怪。妖狼族の天敵ともいえる存在で、親玉は上半身が二人に分かれている。親玉が四魂の玉の欠片を入手し、勢力を伸ばしてきている。

蠱壺虫 #102〜

 人に巣食い、その人を意のままに操る糸のような虫。普段は壺使いの持つ壺に潜んでいる。

悟心鬼 #154〜 (声・佐藤正治)

 奈落の分身の一人。大きな体の鬼で、背中には奈落と同じ蜘蛛の痣がある。他人の心を読めるため常に相手の行動を先読みできる他、牙は鉄砕牙を噛み砕くほどの強靭さを誇る。

牛頭 #299〜 (声・千葉進歩)

 火の国の山にある、あの世とこの世の境へ通じる門の番人の一人。普段はただの石像だが、一度動き出すと門が開いて閉じるまで止まる事は無い。つまり門を通りたい者が死者となって門を通るまで、その者を死者とするために動き続けるのである。冥界の妖であるため、現世の刀では斬ることが出来ない。武器はさすまた。

胡蝶 #304〜 (声・増田ゆき)

 桔梗が作り出した式神の一人。身の回りの世話、偵察などを任されている。

琥珀 #86〜 (声・矢島晶子)

 退治屋の里に住んでいる少年で、里長の息子。11歳。姉の珊瑚をとても慕っていたが、大グモに操られた挙句殺されてしまう。その後、奈落の手によって四魂の玉の欠片を埋め込まれて生き返ったが、生前の記憶を全て失っており奈落の手先として働く。しかし珊瑚と出会うたびに記憶が揺れ、記憶が戻りかけることがあった。そしていつしか記憶を取り戻し、奈落を自分の手で討つために桔梗と行動を共にするようになる。桔梗の死後は、独自で奈落を追う殺生丸と行動を共にする。武器は鎖鎌。

小春 #147〜 (声・岩坪理江)

 とある村に住んでいる少女。14歳。戦で親兄弟を無くし、村の油長者に拾われて奴隷のような扱いを受けている。3年前にお祓いで村に来ていた弥勒が優しくしてくれたのを覚えており、迎えを待ち望んでいた。しかし、この恋心を神無に利用されてしまう。

御霊丸 #346〜 (声・寺杣昌紀)

 とある村の、東の霊山にある寺に住んでいる行者。かつて自分に取り憑いて喰おうとした妖怪を、法力で右腕を犠牲に捻じ伏せて使役しているという。身寄りの無い子供たちを引き取って御霊壺を渡し、妖怪退治をさせて妖怪の死体を持ってこさせているが、その正体は人間の魂が入った魍魎丸であり、自らを行者だと思い込んでいる。要は自分でも知らないうちに神無と白童子の赤子を守っているのであり、寺の周囲にある妖怪の残骸で作られた羅漢像は、奈落が彼を封じるために置いている。

最猛勝 #59〜

 奈落に従っている、蜂のような地獄の毒虫。偵察・監視・護衛などの雑務の他、自ら風穴に吸い込まれて弥勒を毒に侵す事もできる。

逆髪の結羅 #6〜 (声・矢島晶子)

 見た目は普通の女性だが、妖力を込めた大量の死人の髪を自在に操る能力を持つ鬼。髪を斬らずに肉と骨を断つ鬼の宝刀「紅霞」を武器とし、髪で人を操るだけでなく、髪を周囲に張り巡らせる「髪籠」、炎を髪に這わせる「鬼火髪」、髪で獲物を閉じ込める「髪檻」などの技を持つ。また、魂移しを行っているため、体をいくら攻撃されてもダメージを受けない。四魂の玉を狙って村を襲う。

咲 #453〜

 とある村に住んでいる少女。奈落の手によって、桔梗を蜘蛛の糸で捕らえるためのダシにされる。

サツキ #199〜 (声・市原由美)

 とある村に住んでいる少女。戦で亡くなった兄の死を受け入れられず、石英(石の花)を四魂の玉の欠片だと思い込んで兄が帰ってくるよう願を掛けている。村の名主の家から追い出された六本足のイモリの妖怪に目を付けられ、その心を利用されてしまう。

小夜 #73〜 (声・倉田雅世)

 ある村に住んでいる少女。色々な事を教えてくれる桔梗の事をとても慕っている。

悟 #35〜 (声・増田ゆき)

 東京に住んでいる小学生で、真由の弟。生まれつき体の弱い子で、草太とは友達である。半年前の火事以来、ずっと意識不明のまま眠っている。

猿神 #232〜 (声・沢りつお)

 猿ヶ森にある祠に住んでいる土地神。大きな石をご神体にして宿っている。祠が焼け落ちた時に精霊たちが石を持ち出して避難したが、そのまま放置してしまったため何処かへ持ち去られてしまった。幻術を始めとする色々な術を身につけており、精霊たちに教えている。

珊瑚 #85〜 (声・桑島法子)

 妖怪退治屋の里に住んでいる女性。16歳。里長の娘であり、里一番の手練でもある。奈落の策略で家族も仲間も失い、自らも死にかけるが不屈の生命力で生き長らえる。奈落に嘘を教えられ犬夜叉を仇と誤解して命を狙うが、奈落の真実と真相を知って誤解を改め、奈落を討つために犬夜叉たちと行動を共にするようになる。妖怪に関する知識や経験はずば抜けていて頼れる仲間となるが、琥珀の事となると我を忘れて問題を起こすこともしばしば。旅を続けるうちに弥勒に惹かれていくが、弥勒の女好きのせいで中々素直になれずにいる。武器は「飛来骨」、瘴気を発する「毒粉」、腕に隠した仕込み刀、肩当ての中にある効き目の短い毒、妖怪退治用の臭い玉などで、防具として毒などを吸い込まないようにする「防毒面」も持っている。

紫織 #214〜 (声・水橋かおり)

 月夜丸と人間の女性の間に生まれた半妖の少女。母と共にとある村に住んでいたが、父の死後大獄丸に身柄を要求され、村人に人身御供として差し出されてしまう。結界の守り役としての能力は素晴しく、結界を意のままに操る事も可能。

鹿子 #24〜

 馬夫の彼女。馬夫が車で肉づきの面に取り憑かれた女性を撥ねてしまった時、その車に乗っていた。

死神鬼 #489〜 (声・佐久田修)

 かつて化け犬と死闘を演じ、自身が編み出した冥道斬月破を吸収されて敗れた妖怪。自分の技を食らった時に顔を半分失ってしまったため、普段は仮面を付けている。殺生丸が冥道斬月破を操っていると知り、化け犬への復讐の意味も込めて殺生丸を殺そうとする。武器は三日月形の刃がついた錫杖。

七宝 #28〜 (声・渡辺久美子)

 化け狐の妖怪。年は人間に換算して7歳くらい。雷獣兄弟に殺された父親の仇を取るために四魂の玉の欠片を欲し、犬夜叉たちを襲うがあっさり返り打ちにあう。雷獣兄弟討伐後は、かごめに懐いて旅に同行するようになる。「狐火」、「つぶし独楽」、「爆雷筒」、変化の術、分身の術など、数々の狐妖術(幻術)を使いこなす。

死魂虫 #73〜

 桔梗が従えている虫の妖怪。死んだ女性の魂を回収し、桔梗の元に届けている。

地念児 #112〜 (声・江川央生)

 とある村に母親と住んでいる半妖。畑で毒消しの薬草を育てている。気弱で優しい性格だが、半妖だというだけで村人から迫害されている。しかも最近村の近くに住み着いた人喰い妖怪のせいで、人喰いの疑いまでかけられ何度も殺されそうになっている。

篠助 #288〜 (声・佐々木望)

 とある村に住んでいた青年。若菜との祝言が後三日という所で戦に狩り出された挙句、重傷を負って二年も帰れずにいた。しかもやっと帰って来たら村は焼け落ちており、以来ずっと生死も分からないまま若菜を探し続けている。

屍舞烏 #3〜

 三つの目と牙を持った烏の妖怪。人間だけをエサとするが、戦闘能力は低い。その代わり、殺した人間の胸に居着いて死体を操る能力を持つ。盗賊の頭の死体に住み着き、四魂の玉を狙ってかごめを攫う。

志麻 #343〜 (声・桑谷夏子)

 とある村に住んでいる女性。二年前まで体が弱くてほとんど寝たきりだったが、弥勒の薬草と大ナマズの力で全快することができた。以来、子を産んでほしいと言われた事を胸に、弥勒が来てくれるのを待ち望んでいた。しかし最近大ナマズに見初められ、嫁に来いといわれて困っている。

邪見 #12〜 (声・長島雄一)

 殺生丸に常に付き従っている、小さな人型の妖怪。戦闘力は無いに等しいが、武器として人頭杖を持っている。

蛇骨 #235〜 (声・折笠愛)

 七人隊の一人で、切り込み隊長。享年20歳。刃が幾重にも折り畳まれた「蛇骨刀」を武器として、予測の付かない変則的な攻撃を行う。男色的な性癖の持ち主で、かわいい美少年や美青年が大好き。逆に、女は大嫌いである。

獣郎丸 #164〜 (声・山崎たくみ)

 奈落の分身の一人。見た目は普通の人間だが、腹の中で影郎丸が眠らされており、背中には蜘蛛の痣がある。異常なまでの怪力と素早さを誇り、影郎丸の意志で動く。普段は影郎丸が腹の中から出て来れないよう、奈落によって轡と鎖を付けられている。影郎丸にしか従わないため、奈落の命令では動かない。

芯太 #432〜 (声・斎藤桃子)

 中央の洞穴に住んでいる妖狼族の子供で、灰の弟。夢幻の白夜に連れ去られ、灰に鋼牙を襲わせるための人質にされてしまう。

新太郎 #255〜 (声・斎賀みつき)

 聖島付近の村に住んでいる少年。代々白心上人の世話をする家柄の子で、3人の姉がいる。島に行ったきり半月も帰ってこない父を心配している。

睡骨 #245〜 (声・平田広明)

 七人隊の一人。享年26歳。善人である医者の人格と、凶悪な殺人鬼の人格が同居している二重人格者。医者の時は血を見るのが怖く、殺人鬼の時は子供を傷付けられないというように、互いの人格同士が僅かな影響を及ぼし合っているため、どちらにも完全になりきる事は出来ない。武器として、どんなものでも切り裂く鉄の爪を両腕に付けて戦う。

水神 #95〜 (声・勝生真沙子)

 とある村のそばにある湖を治めている神。永らく平和に統治してきたが、眷属だった蛇の精霊に騙され、雩の鉾を奪われて岩に幽閉されてしまった。水を分割する「水切りの法」、鉾によって生じた現象を無に帰す「雲切り」など、水を自在に操る術を持つ。

末吉 #95〜 (声・野田順子)

 とある村に住んでいる子供。名主の使用人の子であり、太郎丸の友達でもある。太郎丸の変わりに水神への生贄として差し出されてしまう。

厨子鼠 #327〜 (声・木村雅史)

 三つの目を持つ、巨大な鼠の妖怪。背負った厨子には無数の手下鼠が入っており、一度厨子を開くと蓋を閉じるまで際限無く溢れ出す。しかも手下たちは斬っても増えるだけで、特殊な薬草で毒煙を炊かないと死なない。この手下たちに獲物を襲わせて肉を喰わせ、自分は骨を喰う。

晴海 #73〜 (声・広瀬正志)

 徳の高い坊主。桔梗を見かけて成仏させようとするが、逆に返り討ちに遭う。

殺生丸 #12〜 (声・成田剣)

 化け犬を父とする巨大な犬の妖怪で、犬夜叉の兄。普段は人の姿をしており、年は人間に換算して19歳ぐらい。妖怪である事に絶対の自信と誇りを持ち、プライドを傷つけられる事を極度に嫌う。よって人間をゴミ程度にしか思っておらず、半妖である犬夜叉を一族の恥さらしと忌み嫌っている。父から与えられた天生牙は武器として使えないため、鉄砕牙を求めて父の墓を探していた。しかし犬夜叉との戦いで左腕を失い、自分に鉄砕牙が使えない事が判明してからは、ずっと自分用の刀を探し求め続ける事になる。また、自分を利用しようとした奈落を決して許さず追跡を続けているため、臭いを嗅ぎ取ればすぐさま駆け付けて始末しようとする。神楽を看取ってからは、彼女の仇討ちも目的に含まれている節がある。道中でりんと出会ってからは、少しずつ人間に対する憎悪が薄れ、犬夜叉に対する気持ちも変化していく。父譲りの怪力と嗅覚を持っている他、体内に猛毒を蓄えているため並の毒は一切効かない。その上多少の傷は気合いで再生できるほど、治癒能力も尋常でなく高い。武器は、あらゆるものを溶かすほどの猛毒を持つ「毒華爪」、いつも体に巻き付けている毛皮など(一時期闘鬼神を入手し使っていたが、戦いの最中に折れてしまう)。後に天生牙が武器として生まれ変わる事となり、天生牙に宿っていた技・冥動残月破も即座に会得。当初は冥道が中々真円を描かずもてあまし気味だったが、死神鬼との戦いで完全にマスターする。ところがこの技は元々犬夜叉のためのものであり、会得して程なく完全に納得もできないまま譲ってしまう事に。爆砕牙を手に入れるまで、名を上げようとするザコ妖怪たちに多数絡まれる原因となった。ちなみに、いつも着ている鎧はそれ自体が妖力を持っていて、傷付いても自動修復する。

大獄丸 #214〜 (声・槐柳二)

 百鬼蝙蝠の長であり、先々代の結界の守り役。月夜丸の父であり、紫織の祖父でもある。人間などと通じた月夜丸を殺害し、半妖ながらも強力な結界を張る力を持つ紫織の身柄を、村人の命と引き換えに要求する。無論村人との約束を守る気はなく、紫織もただの道具としか見ていない。口から吐く超音波は岩をも抉る威力を持つ。

太一 #359〜

 とある山に、父と住んでいる少年。怪我をした琥珀を見つけて父と共に介抱するが、逃れてきた飛頭根に取り憑かれてしまう。

タタリモッケ #35〜

 幼子の魂から生じた、子供の霊を慰める妖怪。死んだ子供たちが成仏するまで、魂鎮めの笛を吹きながら見守るだけの存在である。ただし目が開ききるまでに成仏できなかった場合、悪霊となる前に霊を死んだ時へ連れ戻し、そこで地獄へ引きずり込む。

太郎丸 #95〜 (声・くまいもとこ)

 とある村の名主の子。水神への生贄に白羽の矢が立ったが、名主が我が子可愛さに末吉を身代わりにしてしまう。彼は自分の友達であり、居ても立ってもいられなくなって水神討伐のために動き出す。途中で犬夜叉たちを見かけ、協力を要請する。

千代 #245〜 (声・石毛佐和)

 とある村に住んでいる少女。親を亡くし、睡骨に引き取られている。優しい睡骨にとても懐いている。

九十九の蝦蟇 #19〜 (声・立木文彦)

 300年生きた蛙が化けた妖怪。四魂の玉の欠片で得た妖力で武蔵の国の殿に取り憑き、国中の娘たちを城に呼び出して露姫もろとも魂を喰おうとしている。武器は強靭で伸びる舌、口から吐き出す瘴気など。

月夜丸 #214〜 (声・鈴木琢磨)

 百鬼蝙蝠の一人で、先代の結界の守り役。大獄丸の息子であり、紫織の父親でもある。守り役としての力は素晴しかったが、人間の女性と愛し合い彼女の村を襲わないよう仲間たちを牽制していた。それが叶わなければ守り役の座を捨てて一族を去る決意までしていたが、それ故に大獄丸の怒りを買って殺されてしまう。

椿 #192〜 (声・山田美穂、有馬瑞香(老婆))

 呪詛を専門に請け負う邪悪な黒巫女。50年前に永遠の若さ欲しさに四魂の玉を狙って桔梗と戦うが、呪い返しに遭って敗北し恨みを抱いて姿を消した。以降は妖怪に魂を売って若さを保っていたが、四魂の玉欲しさに奈落に協力する事になる。使い魔である式神を操ってかごめを呪詛し、四魂の玉の欠片をかごめの体内に入れて操って、犬夜叉と殺し合わせようとする。

露姫 #19〜 (声・柚木涼香)

 武蔵の国の殿に嫁いだ、武田の国の姫君。結婚に不満は無かったが、殿が変容してからは怖くて心細くなり、国に帰りたいと願う日々を送っている。

鉄鶏 #302〜 (声・麻志奈純子)

 地獄に住む鳥の仲間で、火を纏った巨大な鶏の妖怪。妖怪鳥の親玉であり、阿毘の母でもある。毒妖怪を喰って毒に当たり人の血で毒を薄めているが、その多くの人々の血はあの世へ通じる架け橋となるため、奈落に血を溜めておく甕として利用されてしまう。

桃果人 #79〜 (声・堀秀行)

 人面果を育てて不老長寿を得ている,人喰いの妖怪仙人。元は普通の人間だったが、現世に嫌気がさして仙人に弟子入りし、その仙人の肉を喰って仙人となった。中の飲食物を口にすると考える力を奪われる特殊な箱庭に人間を閉じ込め、好きな時に取り出して喰っている。四魂の玉の欠片によって肉体的な強化もされており、刃物を通さない身体になっている。

刀秋 #386〜 (声・飛田展男)

 どんなものでも切り刻む最高の刀を求め続けている、人間の刀鍛冶。打ち込む陰の気が強いほど鋭い刀が出来る事が判明したため、合戦跡を渡り歩いて無念の思いや怨みの血を吸った折れ刀を集め、何百本と刀を鍛え上げていた。一年ほど前、陰の気に引かれて現れた竜人を唆して鱗を貰い、それを使って竜人の刀を鍛える約束をする。最近それが遂に奪鬼として完成したので、受け取りに来た竜人の妖力を吸わせて刀を完成させ、比類なき力を得ようと画策する。

刀々斎 #124〜 (声・八奈見乗児)

 妖怪専門の刀鍛冶で、鉄砕牙や天生牙を鍛え上げた老人。武器は仕事の時に使う長めの金槌。他にも鉄をも溶かしうる高熱の炎を吐いたり、一撃で地面を叩き割り溶岩を流出させるほどの怪力を持っていたりと妖力も凄まじい。出掛ける時は、鋼鉄の身体を持ちつつ飛行も可能な三つ目の化け牛に乗る。ちなみに、舌には特殊な治癒能力がある。

毒蛟 #396〜

 強力な妖毒を持つ、人頭蛇身の妖怪。普通は毒を吐いて木を枯らしたり土を汚したりする程度で、沼などの底で静かに暮らしている。しかし魍魎丸の肉片を食ったこの妖怪は山ほども大きくなり、人を骨にしてしまうほどの強力な妖毒を持って暴れ回っている。

直霊(なおひ) #516〜

 四魂の玉に永年封じられている、曲霊と遂になる存在。正しい霊たちの集合体で、四魂の玉の清浄な魂そのもの。

なずな #39〜 (声・折笠富美子)

 無人の寺に住んでいる娘。父を蜘蛛頭に殺されており、妖怪を憎悪している。蜘蛛頭の親玉に正体を知らないまま引き取られ、長年育てられている。

奈落 #47〜 (声・家中宏(狒狒)、森川智之)

 鬼蜘蛛の汚れた心を繋ぎに、数多くの妖怪が寄り集まって出来た邪悪な半妖。汚れた四魂の玉を手に入れるため(実は鬼蜘蛛の嫉妬の心が残っていたため)、犬夜叉と桔梗を憎しみ合わせた張本人である。人前に現れる時は狒狒の皮を被っていることが多いが、人見蔭刀の姿を手に入れてからはその必要が失せた模様。犬夜叉たちを倒すためにあらゆる手段を使って卑劣な罠を仕掛ける他、四魂の玉の欠片を集めて元に戻し、完全な妖怪になろうと画策している。その理由の一つに、鬼蜘蛛の名残ともいうべき背中の蜘蛛の痣、桔梗に対する浅ましい想いなどを消し去りたいという思いがある。なぜなら、この名残のせいで桔梗を傷付けられないからである。ちなみに、完全な妖怪と化した時の姿は、元となった鬼蜘蛛の名を彷彿とさせる巨大な化け蜘蛛である。武器は特に無いが、巫蠱の術、幻影殺などの特殊な妖術を扱う。また、傀儡を操ったり、強力な結界を張ったり、分身を何体も造り出したりと様々な能力を持っている他、自らの瘴気はあらゆるものを溶かすほどの強烈な猛毒を持つ。更に半妖特有の妖力を失う時期は自分で決められるため、基本的に弱点はない。それどころか、その時期を利用してより強い身体を組み上げたりもしている。ただ、やはり浄化の力だけは脅威なので、桔梗やかごめを非常に疎ましく思っている。

肉づきの面 #23〜 (声・弥永和子)

 四魂の玉の欠片を受けた大桂の木から彫りおこされた、能面の妖怪。被った人を操って人を喰い、喰った人の体を使って自分の体を創り出す。より良い体を創るため、四魂の玉の欠片を狙ってかごめを襲う。

二枯仙 #412〜

 奈落に四魂の玉の欠片を与えられた、樹木の精気を吸う妖怪。大昔には仙人であったといい、精命幹を得て妖怪となった今では例え首を切られても再生することが可能である。犬夜叉を殺せれば欠片を貰えるという奈落の話に乗り、犬夜叉を襲ってくる。口から毒を吐いたり、生物の精気を吸収する根を大量に生やす事が出来る。

沼渡 #423〜

 沼を渡って沼を喰い尽くし、沼になりかわる妖怪。沼に近付くものをひたすら喰い続ける。体が水そのものであるため、どんな攻撃を受けても全くダメージを受けない。

根の首 #特別編〜

 地下に根を張って人の養分を吸い取り、首だけを持ち去る妖怪。桔梗が犬夜叉と出会う少し前、四魂の玉を狙って桔梗を襲い、返り討ちに遭って封印された。しかし山崩れで封印塚が壊れて復活、既に消滅した四魂の玉を求め、かごめを桔梗と誤認して襲いかかる。しつこいだけでさほど強くはないものの、張られた根はあくまでも分身に過ぎず、倒すには本体を叩く以外に無い。

信長 #19〜 (声・石田彰)

 武田の国の城に仕える家臣の末子で、露姫の幼馴染。日吉丸の飼い主で、ドジなところが玉にキズ。武蔵の国の殿が乱心したとの噂を聞き、露姫を救い出すために武蔵の国へ旅立つ。

鋼バチ #35〜

 小さな蜂の妖怪。この蜂の蜜蝋は鋼の強度を誇る。

魄 #338〜

 人の魄を喰って生きている、大きな魚のような妖怪。

白心上人 #255〜 (声・松岡文雄)

 百年ほど前の僧侶。飢饉と疫病が流行って国中死体だらけになっていた頃、病人の世話をしていて病に倒れる。故に生き仏(即身仏)となって未来永劫人々を救い続ける約束をし、土中に埋められる事になった。だがこの時、生への執着と闇への恐怖から初めて後悔に襲われ、迷い苦しみながら絶命してしまう。亡骸は聖島のお堂に祀られたが、その後も魂はずっと救われずに闇の中にいたのである。そこへ奈落が現れ、世を怨んでもいいのだと諭された事で、生き仏となった身体で奈落を隠し守るべく白霊山の結界を張り続けている。

白童子 #279〜 (声・小林愛)

 奈落が白霊山で切り離した、奈落の心そのもの。背中に蜘蛛の痣もある。始めは赤子の姿だったが、ある僧侶の力で真っ二つにされて分裂した。その後、片方は急速に成長して少年になったが、もう片方は赤子のままである。奈落はこの赤子に不妖壁を与えるほど厳重に守っているが、それは奈落やもう片方の心臓であるからにほかならない。人の心を探って闇を見つけ出し、魂を捕まえて思い通りに操る事が出来る他、強力な結界を張ることも可能。感情というべきものは全て白霊山で出してきたため、ただただ手段を問わず冷徹に目的を遂行する。一応は奈落の指示で動いているが、赤子の方が魍魎丸という体を手に入れてからは、二人で共謀して神楽を唆し奈落に取って代わろうと考えるようになる。

化けイタチ #51〜

 四魂の玉の欠片を手に入れたイタチの妖怪。とある村の領主の娘に取り憑き、魂を喰らい続けている。

化け犬 #12〜 (声・大塚明夫)

 西国を根城にしていた大妖怪であり、犬夜叉や殺生丸の父親。竜骨精との戦いで負った傷が元で死亡したらしい。あの世とこの世の境に墓があり、内部に鉄砕牙が封印されている。墓へ行くためには、犬夜叉の右目に封印されている黒真珠に人頭杖を立て、道を開かなければならない。

化け熊 #141〜

 四魂の玉の欠片で凶暴化した熊。畑を荒らす程度だったのが、一変して人を襲うようになる。

化け山椒魚 #288〜 (声・北浜晴子)

 鬼女の集落のそばにある沢を支配していた、巨大な山椒魚の妖怪。ある時高僧に調伏され、観音堂の掛け軸に封じ込まれ皮を剥がれて、更にそこに描かれた観音像で動きを封じられた。しかし魂は死んでおらず、奈落の邪気の影響で目を覚ましたのである。観音堂に集まってきた女性たちに卵を飲ませ、中で孵った子供がその人物を操るという仕組みで、復活するために男の生皮を集めさせている。

化け猫 #393〜

 百年ほど前、霊力に優れた尼僧にとある寺の床下に封じられた妖怪。300年も生きている強力な猫の妖怪で、供養に現れた尼の体を乗っ取り、寺をまるごと支配して訪れる旅人を襲い続けている。

化けネズミ #101〜

 ある村の宿屋に住み着いていたネズミの妖怪。

白角 #133〜 (声・岸尾大輔)

 東の洞穴に住んでいる妖狼族の一人で、鋼牙の補佐役。竜巻と共に走り去る鋼牙に付いて行くのに必死である。

蛮骨 #250〜 (声・草尾毅)

 七人隊の一人で、隊を束ねる首領。享年17歳。煉骨と違って頭脳労働は得意ではないが、人殺しの集団を力ずくで纏めてきた。傭兵として任務への責任感は高く、依頼主である奈落に頼まれた事を忠実に実行する。又、仲間を大事にする一面もあり、裏切りは決して許さない。人並み外れた怪力と「蛮竜」を武器に、一騎当千の戦闘力を誇る。

日暮かごめ #1〜 (声・雪野五月)

 日暮神社に住んでいる中学生。15歳。桔梗の生まれ変わりであり、絶大な霊力と四魂の玉を体内に受け継いで生まれてきた。ある時玉の存在を認識した百足上臈に引きずられ、骨喰いの井戸を通って戦国時代にタイムスリップしてしまう。永遠に解けないはずの犬夜叉の封印を解いてしまい、しかも四魂の玉を破魔の矢で砕け散らせてしまったため、成り行きで犬夜叉と共に玉の欠片を集める旅に出る。次第に犬夜叉に惹かれていくものの、桔梗の事を気にし続ける犬夜叉に対して複雑な感情を抱く。四魂の玉の強大な力を感じ取ったり、玉のある場所が光って見えたりする能力を持つほか、邪気や瘴気を浄化したり、普通は目に見えないものも見えたりする神通力などもある。弓の腕は桔梗ほどではないが、破魔の矢の力は勝るとも劣らない。ただし、現在は曲霊によって本来持つ霊力を封じられてしまっている。

日暮草太 #1〜 (声・中川亜紀子)

 日暮神社に住んでいる小学生で、かごめの弟。犬夜叉に懐く。

聖さま #304〜 (声・日のり子)

 奈落に殺されかけた桔梗の仮の名。とある里の滝壺に潜み、人型を操って人々を悪しき妖怪たちから守っている。ただし常に衣で顔を隠して喋らず、里の者との取次ぎも胡蝶と飛鳥に任せている。奈落の瘴気によって蝕まれ体が元に戻らず、声も失って魂だけの存在となっているためである。しかしこのままの状態では長く持たず、いずれ力尽きるという。

飛天 #28〜 (声・神奈延年)

 雷獣兄弟の片割れで、満天の兄。額に3つ四魂の玉の欠片を仕込んでおり、妖力が格段にアップしている。強大な雷撃を発する「雷撃刃」を武器とし、特殊な滑車で空を自在に飛び回る。非常に短気で粗暴な性格で、頭に血が上ると全身から高熱を発する。

飛頭根 #359〜

 様々な生き物に取り憑いて操る、草の根の妖怪。人の血をエサにしている。

人見蔭刀 #86〜 (声・森川智之)

 人見城に住んでいた若殿。享年23歳。病弱で床に伏せっていたが、人間としての地位を欲した奈落に殺され、全てを奪われた挙句成り代わられてしまう。

瞳子 #507〜 (声・折笠富美子)

 とある村を妖怪から守護していた、かなりの力を持つ巫女。しかしその力に目をつけた奈落によって殺され、かごめの力を奪い殺すための人形にされてしまう。

百鬼蝙蝠 #214〜

 西国に巣を持つ吸血蝙蝠の妖怪。人間や動物をエサにして血を吸う。巣の洞窟は代々の結界の守り役によって守られており、誰も手が出せない。

日吉丸 #19〜 (声・くまいもとこ)

 信長が飼っている猿。手癖が悪い。

ブヨ #1〜 (声・鈴木勝美)

 日暮神社で飼われている猫。少し太っている。

宝仙鬼 #298〜 (声・大友龍三郎(初代)、斎藤志郎(二代目))

 様々な宝玉を育てている、宝石を司っている妖怪。育てた宝玉の一つ一つが、あの世とこの世の境に通じる入り口となる。化け犬とは古い知り合いで、墓へ通じる黒真珠も彼から譲られたものである。初代は大往生の末に死亡したらしく、今は二代目が後を継いでいる。石の声を聞く力を持つほか、戦う時は金剛石を操って武器とする。ちなみに初代の魂は、あの世とこの世の境に四魂の玉の欠片を持ち込み、化け犬の骸の中で欠片を守っている。

北条 #23〜 (声・上田祐司)

 東京に住んでいる中学生で、かごめの同窓生(B組の生徒らしい)。かごめの事を好いているが、全く気持ちは届いていない。欠席の多くなったかごめを心配して色々な健康グッズをプレゼントする他、懸命にデートに誘ったりもするがその努力は一向に実を結んでいない。

朴仙翁 #183〜 (声・鈴木泰明)

 樹齢二千年を誇る朴の木。永い年月を経る内に知識を蓄え、他人と話せるようになった。化け犬とは旧知の仲であり、今は殺生丸の相談役のようなものである。ちなみに、鉄砕牙と天生牙の鞘はこの木の枝から削り出されたものである。

曲霊(まがつひ) #513〜 (声・草尾毅)

 四魂の玉に永年封じられている、妖怪たちの邪念の集合体。かごめの本来の霊力を封じている張本人で、玉の邪悪な魂そのものでもある。奈落の体の一部を借りて現出し、琥珀の体内にある最後の欠片を奪いに現れる。所詮体は借り物に過ぎず、核である邪念もこの世のものではないので、いくら攻撃されてもダメージを受ける事は無い。ただし、それ故に天生牙の攻撃だけは通じる。殺生丸によって深手を負わされた後、傷が癒えるのを待って欠片を持つ琥珀本人に憑依し、直接奈落の元へ向かおうとする。しかし犬夜叉たちによって邪魔をされ、欠片の持ち帰りは失敗に終わった。そこで、とりあえずりんの体に乗り換えて退却。最終決戦時、奈落の体内で犬夜叉たちを迎え撃つ。

真由 #35〜 (声・斎藤綾夏)

 半年前に火事で亡くなった小学生で、悟の姉。体の弱い悟に母がかかりきりになっていたため、弟に嫉妬していた。母を心配させようと押入れに潜んでいる時に火事になり、母がそれを知らなかったために焼死したのである。幽霊になってからは、母が自分を見捨てて悟だけを助けたと思い込み、悟を憎んで殺そうとしている。

満天 #28〜 (声・稲田徹)

 雷獣兄弟の片割れで、飛天の弟。額に2つ四魂の玉の欠片を仕込んでおり、妖力が格段にアップしている。口から吐く雷撃は非常に強力で、辺り一帯を焦土と化すほど。髪の毛が非常に少ないことを気にしており、かごめを毛生え薬の原料にするために攫う。

翠子 #89〜

 何百年も昔、妖怪たちと戦って死んだ巫女。十匹の妖怪を一度に滅するほどの霊力を持ち、四魂を浄化して妖怪を無力化する術を心得ていたため、妖怪たちに執拗に狙われていたという。ある時妖怪たちは、彼女を密かに慕っていた男を繋ぎにして巨大で邪悪な魂を持ち、戦いを挑んだ。七日七晩戦い続けた結果、敗北して魂を吸い取られそうになったが、最後の力で妖怪の魂を奪い自分の魂に取り込んで体の外に弾き出した。それが四魂の玉となり、彼女は妖怪と共に死んで木乃伊となったらしい。彼女と妖怪の魂は、玉の中で今も戦い続けているという。

耳千里 #287〜 (声・西村淳二)

 とある池に住んでいる、人型の妖怪。耳が異常に発達しており、この世のあらゆることを聞き取れるという。

冥加 #11〜 (声・緒方賢一)

 化け犬の死後、墓守をしつつ犬夜叉に仕えている小さな蚤の妖怪。並々ならぬ知識を持っており、人脈も結構広い。ただし一度状況を危険と判断すると、いつのまにか何処かへ行ってしまい、忘れた頃にふらっと現れる。また、極度の面倒くさがりやでもある。

弥勒 #51〜 (声・辻谷耕史、高城元気、高橋理恵子(幼少))

 諸国流浪の旅をしている法師。18歳。祖父も父も右手の風穴に飲み込まれて死亡しており、彼も常に死と隣り合わせの状態にある。そのため奈落を倒して風穴の呪いを解く事に必死で、その手段として四魂の玉の欠片を集めて回っている。かごめと出会ってからは、かごめの浄化能力と四魂の玉の探知能力に目を付け、旅に同行するようになる。非常にひねくれた性格で金に汚くスケベで女好きだが、法師らしい信心も一応は持っている。出会った美人を口説いては自分の子を産んでくれと頼むのが癖だったが、珊瑚と出会い恋仲になってからはそれも少なくなってきている。

無女 #12〜 (声・井上喜久子)

 飢えや戦で子を失った母たちの無念の魂が寄り集まって生まれた、母が子を想う情念の妖怪。殺生丸に父の墓所を犬夜叉から聞き出すために雇われた。犬夜叉の母になりすまして墓所を探り出し、犬夜叉を吸い殺そうとする。

百足上臈 #1〜 (声・五十嵐麗)

 上半身は六本腕の女、下半身は巨大な百足という妖怪。突如骨喰いの井戸から現れ、四魂の玉を狙ってかごめに襲い掛かる。

夢幻の白夜 #396〜 (声・真殿光昭)

 奈落の分身の一人。一見飄々とした優男だが、妖力は甚大で底が見えない。これまでの分身たちと違って唯々諾々と奈落の命をこなしていくほか、奈落本体との結びつきが強く奈落がダメージを受けると同じ様に傷付く。独断で動いた事といえば、毒蛟を嗾けて竜鱗の鉄砕牙の能力を見極めようとした程度。目だけを偵察に飛ばしたり、霧を使って幻を見せたり、瘴気でできた棘付きの巨大蔓を大量に操ったり、特定の空間だけ異空間に切り飛ばしたりと様々な技を持っているほか、手製の折鶴に乗って空を飛行することも出来る。常に携帯している刀には刀身が無く、一度だけ他者の妖力を吸い取って行使できる能力を持つ。

霧骨 #237〜 (声・稲田徹)

 七人隊の一人で、様々な毒を調合して使いこなす毒使い。体中が毒の塊で、唾液にすら毒がある。女を毒の煙で動けなくして、いたぶって殺すのが趣味。自分の容姿に劣等感を持っており、女性に拒絶されると激昂する。

ムジナ #383〜 (声・茶風林、桑谷夏子(少女))

 大狸の妖怪。奪鬼に妖力を吸わせるため、少女に化けてとある森の妖怪たちを立て続けに襲っている。

夢心 #102〜 (声・藤本譲)

 弥勒の育ての親。酒浸りの毎日を送る生臭坊主だが、法力は中々のもの。風穴を封じたり、傷を負った時の処置をしたりできる唯一の人物である。

無双 #208〜 (声・杉田智和)

 旅の僧侶。奈落が分身として身体から追い出した鬼蜘蛛に殺され、顔を奪われる。

冥王獣 #400〜 (声・西前忠久)

 額に鋭い角を備えている、巨大な亀の妖怪。その甲羅は「鎧甲」と呼ばれ、数多ある妖怪の中でも最も固くどんな攻撃でも跳ね返してしまう。遥かな昔に退治され、鎧甲の一部を剥ぎ取られ骨と化していたが、魍魎丸の肉片を食わされて甦り鎧甲を取り戻そうと動き出す。雷を球状にして放つ「雷冥胞」という技を持つ。

冥道犬 #467〜

 冥界に住む妖犬。

馬頭 #299〜 (声・巻島直樹)

 火の国の山にある、あの世とこの世の境へ通じる門の番人の一人。普段はただの石像だが、一度動き出すと門が開いて閉じるまで止まる事は無い。つまり門を通りたい者が死者となって門を通るまで、その者を死者とするために動き続けるのである。冥界の妖であるため、現世の刀では斬ることが出来ない。武器は槍。

魍魎丸 #339〜 (声・寺杣昌紀)

 白童子によって作り出された、妖怪の寄せ集めに人の魄を入れたもの。始めは命令通りに動くただの人形に過ぎなかったが、人間の魂を入れられてからは意志を持ち、しばらくは御霊丸として生きていた。犬夜叉たちが来て御霊丸が死に、それからは体内に入った白童子の赤子の意志で動く強い鎧となる。体をトリモチのように柔らかくしたり、極度に硬質化させたりと自在に調節することができ、それを攻撃と防御に使い分ける。力をつけてからは相手の妖気を吸収する能力も身に付けており、冥王獣の鎧甲と犬夜叉の金剛槍破を取り込んで最強の刀と鎧を手に入れる。

薬老毒仙 #485〜 (声・稲葉実)

 刀々斎の知り合いで、薬と毒を司る妖怪仙人。非常に気まぐれな上、スケベで酒好きという困り者。しかし名前の通り薬や毒に関しては右に出るものは無く、長い舌で舐めるだけでいかなる毒であろうとも看破してしまう。更にその毒の解毒方法を瞬時に突き止め、解毒薬を作ったり解毒方法を提示したりもできる。ちなみに、彼の作る薬と毒は全て繋がっている。

宿り蛹 #333〜

 蝉の蛹のような姿をした、小さな虫の妖怪。体の大きな妖怪に取り憑いて生きている。しかしもし小さな妖怪に取り憑いた場合、この妖怪の邪気に負けて凶暴化し暴れ出す事が多い。

山嵐 #449〜

 ヤマアラシが変化した妖怪。巨大な針を背中に生やしており、これを飛ばして敵を攻撃する。針は一匹ずつ独立しており、それぞれが意志を持つ蛇となる。

山犬 #206〜 (声・くればやしたくみ)

 戦に負けてとある山に落ち延びた姫君の骸と魂を食べた牝の妖怪。姫の姿と声を借り、付近の村の男たちを攫って生気を吸っている。

由加 #23〜 (声・清水香里)

 東京に住んでいる中学生で、かごめの同級生。絵里と二人で欠席の多くなったかごめを心配したり、好きな人が出来て悩むかごめを励ましたりと、友達思いの少女である。

ユキ #154〜 (声・相田さやか)

 とある村に住んでいる女の子。悟心鬼に両親を殺されて兄と藁の中に隠れていたが、心を読まれ見付かってしまう。

溶命樹 #439〜

 遥かな大昔、人も妖怪も構わず捕らえて喰っていた妖の木。百年ほど前に封印されて長い間枯れていたが、奈落に四魂の玉の欠片を与えられ息を吹き返した。触手から分泌する樹液によって結界を溶かし、妖怪を喰らう。

妖狼族 #130〜

 中央及び東西南北の洞穴に分かれて暮らしている、狼たちを統率する人狼の一族。どの洞穴でも基本的に一人の頭を中心としており、非常に仲間想いであると同時に裏切りは決して許さない。ちなみに中央の洞穴は他と比べて特殊で、闘えなくなった年寄りや身寄りのない子供たちばかりであり、集団としての戦闘能力は最も低い。最近は奈落に全ての洞穴が襲われており、北は全滅し東と南も大勢殺されたという。そのため西や中央も含め生き残った者たちは、巣を捨てて逃げざるを得なくなってしまっている。

妖霊大聖 #425〜 (声・永井一郎)

 刀々斎の知り合いで、妖怪の大仙人。刀々斎に犬夜叉の修行を頼まれて、蛇女や牛鬼を始めとする大規模な幻術を駆使し、犬夜叉を一から順を追って鍛え直す。第一段階で真の妖気を見つけ出す力を付けさせ、第二段階で妖穴を見出す目を養わせて、最終段階として竜鱗の鉄砕牙を使いこなせるようにしてやる。

雷獣兄弟 #28〜

 雷を操る妖怪の兄弟で、飛天と満天のこと。雷雲に乗って空を飛行する能力を持っている。四魂の玉の欠片を持つ者を手当たり次第に狙っており、七宝の父もそれで殺されている。

竜骨精 #188〜 (声・井上和彦)

 巨大な竜に人の顔が付いている妖怪。化け犬の力ですら、封印するのがやっとだったという。鋼より固い身体を持ち、口から強力な雷撃を吐く。

竜人 #386〜 (声・飯島肇)

 竜の化身と思われる妖怪。その鱗は敵の妖力を吸い取る特性があり、これを使う事で同様の特性を持った武器や防具を造ることが出来る。刀秋の放つ陰の気に引かれて呼び寄せられ、刀を打ちたいと願う彼に鱗を一枚与えたという。その際、約束の証として彼の右目の部分に刻印を施し、彼が自分から逃げられないようにしたらしい。

りん #129〜 (声・能登麻美子)

 幼い人間の女の子。目の前で親兄弟を野盗に殺され、声を失ってしまってからとある村で養われていた。重傷を負った殺生丸を偶然見つけて介抱していたが、村を襲った妖狼族に殺されてしまう。しかし、それを見かけた殺生丸の天生牙によって命を救われ、何故か声まで取り戻す。以後ずっと殺生丸と共に旅を続けている。

煉骨 #240〜 (声・杉田智和)

 七人隊の一人で、蛮骨の副官。享年24歳。頭の回転が良く、様々な戦略を立てて犬夜叉たちを罠に嵌める。表向きは蛮骨に従順だが、腹の中では年下の蛮骨に従うのを快く思っていないため、四魂の玉の欠片を密かに集めて造反を狙っている。火を扱う攻撃を得意とし手先も器用で、銀骨が傷付く度に新たな改造を加えている。

狼野干 #66〜 (声・梁田清之)

 三つ目の狼を多数従える、地獄に住む巨大な狼の妖怪。四魂の玉の欠片欲しさに奈落に協力し、犬夜叉たちを襲う。

若菜 #288〜 (声・大原さやか)

 とある村に住んでいた女性。篠助との祝言が後三日という所で彼は戦に狩り出され、戦に巻き込まれて身寄りを失ってしまった。その後、鬼女の集落に身を寄せている。